HONEY SOURCE

ゆらゆら、浮くまま

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女神を見付けた

終わりの無いかくれんぼをはじめたのはいつのことだったか覚えているでしょうか。鬼はあなた。そしてあなたは私。繭になった私を見付けてくれるのはあなたしかいないのでしょう?宝石が散りばめられたクチビル。赤いルビー、青いサファイア。ちらりと覗く歯はダイヤモンド、いや水晶か。そんなことどちらでも良い。
世界でたったひとつのレプリカをめぐって旅に出る。切り貼りを繰り返してきた時間を取り戻すためには相当な額が必要だと言われ、レプリカのクチビルを差し出す。にやりと口を歪めて受け取ったシルクハットを被った白髪の少年が、手にしていた時計を空に沈めると、自分の境界線が不明瞭になる。ああこれが私の繭だったんだと気付くのにおよそコンマ2秒。それからは目を瞑りひたすら空気に溶け込もうとする。目が覚めたら変わりない現実が待っているという事実に私は耐えられない。
頭の中であなたにテレパシー。開けないで、壊さないで、私の繭を、固め、て。
そして返ってくる答え、「了解した」。これで安心して眠れる。こうもすとんと眠りに落ちるのはいつぶりであったか。それを考えているうちにまぶたが重くなる。
おやすみ、あなた。おやすみ、私の女神。
すらすら : comments(0) : - : シュウ :

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