HONEY SOURCE

ゆらゆら、浮くまま

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あいしてるよ世界

狂おしいほど正常は無情にも私を地に叩き付けるその夜こそに溶けることが出来るの。私、悪い子なんでしょう。知ってるんだから言わないで。
動かない指を無理にでも動かしてこれを書いている、なんのために?意味なんて無い。この言葉を垂れ流すという作業はなんなのか、なんのために存在しているのか、爪を綺麗にしたいのに不揃いな林檎ばかりで嫌気がさすね。
はちみつに浸した指は皮がしわしわになって、舐めればあまいあまい夢を見る希望を抱いてもどうせどうせ!光の射す方へ歩いていけるだけでも羨ましい。
言葉は力をなくしてしまう。
首が傾いたままもどらない。
双子のこどもはかわいいね。
一回読んで覚えられるって。
夏に咲く花が今頃になって咲き誇っている。
彼女の鍵は僕のもの。微笑んでみれば背中が傷だらけ。ねえ僕としあわせになって? 今度は懐かしい顔。出会った頃から君は、きみ、は。聞いて欲しいことがあるんですそれは僕はきみのものできみは僕のものだということでそれは何があっても例えば地球の自転が止まったとしても揺るぎのない事実であるということです。きれいな彼女はどこかへ消えてしまいましたがこの世に未練など無いなんて口が裂けたって言えません。聞いてください。あいしているということ。きみさえいればなにもいらないということ、うそ、ごめんなさい、きみと、僕と、ちいさな家、不自由の無い収入。ふたりで世界を作ろうよ。
すらすら : comments(0) : - : シュウ :

隠すだけ無駄だった

君はポケットの隙間からぽろぽろとなにかを落としていく。光るそれを拾い上げてみるとぱあっと消えてしまう。それがかなしくて悔しくて、私は次々に拾い上げてはみるけれど、何度拾っても消えてしまう。諦めたくはないけれど諦めて、立ち止まってみる。君はすたすたと歩いていく。ポケットからこぼれ落ちる光。ぽろぽろ。泣いているみたいだな、と思う。視覚のピントをわざとずらし、目の前をぼやけさせる。君が歩いたあとに光の道、未知、みち? 未知とはなにか、未だ知らない、で未知であるということは分かる、けれども未知とは。知らないことを知っているならまだ救いようがある。けれど、知らないことすら知らないというのは、ただのうましかであると思うのだ。そして私はうましかで居たくないと思うのだ。自分がうましかであることを知っているから。うましかは嫌だ。心の底から思う。もしあのときあれをしなかったら、私たちの関係は続いていたのかしら。一瞬でもそう考えた私はうましかだ。悲しくなったのは確か、けれどだからといって、彼で穴を埋めて良いわけが無いでしょう。まだ切れていないのかしら。もしかしたら彼には見えるかもしれない。私にはすっかり見えなくなってしまった。埋まる。風のせいで目が渇く。

本を読まなくては。未読のまま積み上げられた本が沢山ある。
実のところ、お恥ずかしいながら、この夏を永遠のように感じていたのだ。やはりたのしいと思う、ずっとずっとこのままがいいと思う。けれどそんなわけにいかないことは自分がいちばんよく分かっていて、分かっているのに変わりたくないと泣く私は、君の目にはどう写っていますか。
目を閉じると暗闇。白い点が見える。これは残像? 詳しいことは知らないけど。知りたくもないけど。
オーロラを死ぬまでに一度だけでも見たい。そんな話をした。

いつの間にそんなに小さく? 私が大きくなったの? きっとその両方。このままあなたはずっとずうっと小さくなって。私は大きくなって。いつかあなたが私のてのひらに乗ってしまうかもしれないね。ああ馬鹿なことも考えるさ。いつも素直じゃいられない。天の邪鬼? そんなものでもない。ただただ小さくなって朝が来るのを待つのだ。足がかゆい。早く起きて。
すらすら : comments(0) : - : シュウ :

浮かぶ時計

だけども君はそれを黙認していたというのに何をいまさら言っているんだと憤ってみればますます眉を吊り上げて大声で言う。そんなことは無い黙認などしていないほんとうに知らなかったんだ。全く、まだそういうことを言うのか。君はそれでも卵であるのか。白く残った一本線をなぞってみれば彼女の面影が見える。そのうち巻き込まれしまう。美的感覚は垂直に、君は覚えていないだろうがあの日真っ暗闇に浮かんだ赤は素敵だったろう? そうして押してみれば下へ下へ沈んでいく。左右ではなく上下の移動。不可能に近いことをやってのける君の右手を切り落としたい。左手は残してあげるから目は潰されずに済むでしょう、知っている。結局はどこへもいけないということをいつもあとから思い出す。縛り付けられていたとしてもそれは本望。きっとそれは潜在意識というもので拭い切れないはず。ほとんど麻薬のように甘く、そして呪いのようだ。こんなものを望んではいなかった、否、望んでいない。君は、きみは、どうして離れようとしない。その真っ暗闇からどうして出てこようとしないのだ。私は君をそれらから守ることはできなかった。不甲斐ない私を、これでも愛してくれますか? 憮然とした儀式に中指を突っ込んでみたらどこかへ行けるのかもしれないね。その前に中指が無い。そのことを彼女は覚えていない。なぜなら彼女の脳はスポンジでできているから。蜜を吸いだしてあげようね、愛情と憎悪を全く同量に持ち合わせて、耳から吸い出してあげる。
すらすら : comments(0) : - : シュウ :

消失する私がいる

私は昨日と今日のちょうど境目に生まれました。それは赤い赤い裂け目からの誕生でした。大きな手がまず出て、そこからだんだん裂け目が大きくなって、最終的にはひっくり返ってしまったのです。
全てを飲み込んだ私と、私に飲み込まれた、いうなれば母でしょうか、もしくは父でしょうか、いまとなってはどうでも良い問題なのですが、生まれたとき私は泣いていました。それはそれは大きな声で。まるで世界が終わるかのような、あるいは始まるかのような、今までの前提をひとつ残らず覆せる、そんな確信を心の底で固めながら、私は泣いていました。涙すら出てはいませんでしたが、たしかに泣いていました。泣かないと生きていけないかのように。

それから私はひとり海へ潜ることにしました。潜る、ことはつまり、還る、ことを意味しています。私の内側がそう言っています。聴こえてくるのです。目を閉じると、泣きなさい潜りなさい息をすることは泣くことだ、と私の内側が、母が、父が、生まれてくるはずだった双子の妹が、伝えてくるのです。
そして決意しました。空で消えようと。消える直前までは海でひっそりと声を発したいと思ったのです。それは、それくらいのわがままは、許されても良いと思うのです。きっと許してくれるだろうと思うのです。私の犯した罪は消えないけれど、それと共に生きていくことこそが務めだと。思うのです。

ねえねえだから私と一緒に潜って沈んでくれますよね? そして消える直前には光の速さで空に行ってくれますよね? ねえねえ聞いていますか? 聞こえていますか? 私の声は聞こえていますか? あなたに届いていますか?
私は自分の消えるときくらいは知っています。それを知っていることが私の唯一の長所だと認識しています。だから、消えるときは間違いなく空にいるのですが、そのときは父も母も妹も一緒なんです。だって私の内側にいるんですよ? 一緒じゃないはずがないですよね?
この話、分かります? 通じてます? 同じ言語ですか?

でも本当は消えたくなんてないんです。こんなこと思ってしまっては申し訳ないと、本当に心の底から申し訳ないのですが、これは本当に、本音なんです。私が生きている間に言う本音はたったこれだけです。あとは言ってしまえば建前です。円滑に生きていくためには本音なんて必要ないという事は分かっているので、たったひとつだけ言わしてください。
本当は皆と生きたいのです。ねえねえ本当は消えたくなんてないんです。分かってください。これだけは分かってください。でも消えていくのが定めなのだとしたらそれは、それは私が背負うものだとは分かっています。それでも、ひとかけらの望みがもしあるのならば、私はそれに縋るでしょう。だって生きていないと、なんの意味も無いでしょう?

(ほら、もう消える時間だ、さような、ら?)
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知らないことばかり

そうやって何も知らないふりをする。君は何をしたいのか。飽き足りない音がする。ゴボリ、水泡がはじける音。聞いただろうか。君はこの音を聞いただろうか。それが何を意味するか知っているか。
そう、それは、決別の音。

記憶は染み込んでいく。拭っても拭っても拭いきれなくて、それは肌と同化する。知らない間に同化して、生まれ変わったら一緒になろうと指切りげんまん。嘘吐いたら針千本飲み込んで私のために死んでくれる? 僕のせいで死んじゃえばいいよ。私のために生きてくれたらなにもかもを投げ捨てて連れて行って。あの約束の海辺に。
最終的にはここに辿り着く。結局はやめられないんだってこと。簡単にやめられたら、とっくの昔にやめている。出来ないからこんなにズタズタに裂かれていく。
ぶちぶちと筋が切れていくような感覚。それはきっと麻薬のように甘い。
これがないと私は生きていけないようになった。

自惚れでも良い。私も想ってるのに。通じないのは言わないから。
なんのために言葉が生まれたというの?
遠くに感じて仕方ないんだよ。だってあんなに近かったのに。皮膚すら邪魔だと、なんで私は君じゃ無いんだろうと。思ったのに。心の底から思ったのに。
放っとかれるとひやりと温度が下がっていくのも自覚している。しているのに対処しないのは、甘やかされて育ったからだ。
結論は七世紀前の地下に埋めた。
すらすら : comments(0) : - : シュウ :

繋がらないものもの

足先から温風が身体を巡る。それは友人だから聞けるのであって、ゆえに友人の多さ、顔の広さは重要なのである。さよなら複雑な出来事。こんにちは単純な全てのもの。恐ろしく単純なこと。ただ君が好きなだけなんだよ。だから側に居てくれ。それのなにがいけないと言われても素人は分からない。全く違うではないか。よく考えれば気付くことなのだけれどそれに気付かないがゆえに素人というレッテルを貼られている。
明日が終わる、そして続きを受けてこよう。
どろどろに甘い、骨まで溶けそうな関係を築きたいのに。ああ早く居なくなってくれないかな。私の愛する人を傷付ける全てのものは消え去ってしまえばいい。はは、笑ってその言葉を口に出すな。その単語の重さを知らないだろう? それが分からないなら、実際体験してみればいかがだろうか。お望みとあらば、僭越ながら私めが貴方様に移して差し上げます。
電話を取ってリダイアル。プルルルルル。ピーーー。この電話は死んでいる。完全に、完璧に、この上なく。そしてその後へと繋がる。ねじを巻く鳥を探す。夢の中へおいで。引きずり込んであげる。
それにしてもさっきからお腹が痛い。腹痛が痛い。二重表現。頭痛が痛いといも同様。膜を張られた世界の上で、区別差別を繰り返す。いずれは交わる平行世界を、楽しもうじゃないか。
Shall we dance? Yes,let's!
君と僕で氷上でバレエを。失われたトゥシューズは棚の上に。取ってくるならご自由に。しばらくしたら消えてゆく。
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完全なる君と彼

夏の日残像、その日僕らは旅に出た。らしい。伝聞系なのはそれは僕ではないからだ。いや、正確には「僕の抜け殻」が旅に出たのだ。ワインを瓶から直接口を付けて飲み、胸元を葡萄色に染め、そして口元を歪めて笑う。答えなんて無いさ。そうだろう?幸せは帰ってこない。一方通行、片道切符。折り返しは二十年後。最高に遊んだ後は細工した後の針金を壁に掛けようではないか。
ああ、やはり君はかわいいままだ。あぶそるーとりー。何があぶそるーとりーだ、馬鹿。東京弁が滑らかに紡がれるその唇を、人差し指で撫でるのが癖らしい。なるほど。考え事をしている印なのだ、と。ほう。それで?二十年間で培った常識というものはなかなか覆らないのだ。苦痛を知らない君は今日も「あぶそるーとりー」と言う。共に旅に出たはずなのに、それは僕の抜け殻だと、君は気付くのだろうか。あぶそるーとりー。気付かない。知らないふりなどではない。にーどれすとぅーせい。絶対に知らないだろうな。にやり。
雑誌を取りに部屋に戻ると針金が落ちる。がちゃり、がちゃ。頭の中ではじける音。ぱんっ。共鳴する。後、ドップラー効果。キンッと耳鳴りがして、目の前に橙。僕が君ならば、きっと空を飛ぶだろう。死にたくなるほどの夕焼け。世界の終わりを暗示するかのような。絶望の輪郭を表す、ような。橙に飛び込んで冬が終わる。

それではまた。

実のところ、夏は憂鬱を感じる季節だから好きではないのだ。冬は好き。なぜって、君が笑うから。けれど君の恋人、恋人?パートナーと言うべきか、その彼は冬は嫌いなんだと人づてに聞いた。嫌いだけれど、君が冬を好きだから、たったそれだけの理由で、冬を好きになろうとしているんだろう?微笑ましいな。まったく。これからも君と彼が、仲良くあることを祈るよ。未来の花嫁に誓って。
合い言葉は?声を揃えて、「「あぶそるーとりー」」。完璧だ。
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失われたばら色

そういえば、とあることを思い出す。咳払いをひとつ。さあ、思い出話の始まりだ。
ガラスの破片が刺さった左目には彼が住んでいる。美しさは変わらないまま。ばら色だったあのころは幼さだけが取り柄だったはずなのに、いつの間にかすっかり抜けてしまったかけがえのないばら色。確かその隣は青色で、ああそういえばあれも薔薇だった。薔薇が咲いた、薔薇が咲いた。確か子供が生まれたんだっけ。どうりで最近姿を見ないはず。生まれたのは双子で、両親にとてもよく似ていると風の噂で聞いた。美しい彼の子もまた、美しいに違いない。愛されるために生まれてきたのであろうあの子。愛おしくて愛おしくて吐きそうだ。どうか我が目に触れさせてくれ、あわよくば、抱きしめさせてくれ、そして、その柔らかい頬に、ばら色を。
「総てを無くしてからはどうでも良いと思えた。」そう歌った彼は生きているらしい。良かった。本当に良かった。早く元気な姿を見たい。いや、元気でなくても良い。この地球上のどこかで息をしている、その事実だけで良い。だから早く。
あってはならないことを平気な顔でこなす彼女の左手。これくらいできなくてどうします?口角を上げて彼女は言った。人形の様なその完璧ともいえる表情が崩れるときはあるのだろうか。あの愛おしい子の前では、泣いたり、笑ったり、ヒステリックを起こしたり、するのだろうか。もしかして彼女にも、泣き疲れて眠る夜があったりするのだろうか。想像も出来ない。だって彼女はいつも、フランス人形の様な美しい顔を、決して崩さなかったのだから。
それはもう、おそらく一年以上も前の話。
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特殊装置の実験台

怖いな、やっぱり怖いな。呟いた声は闇に、呟いた子は地下に、埋められる?まさかそんなわけないだろう。馬鹿なこと言うなよ。
わざわざ要らぬ報告をしてくる彼が鬱陶しくて堪らない、けどお世話になっているという面もあるのが面倒なところ。縁を切ってしまいたいとたまに思うのもつかの間、次の瞬間には好きで好きで堪らなくなる。
けどもそんな感情は0.2ミリ。
まるで二次元の世界。
三次元に存在している私を微分してはくれまいか。そしたら二次元になれるはずだとバートン教授が言いました。今のところその実験にはエリーが成功、ディーンは失敗、アオイも失敗、その他8人が失敗。つまり1人成功10人失敗というなんとも残念な結果を残しているのである。失敗した10人は2.5次元に留まることになり、どちらにも行けない、とバートン教授は苦虫を噛み潰したような表情で言った、が、声色がどうも楽しそう、どちらかというとそれを愉快に思っているようだ。なんという教育者。
次は失敗しないから、とぜひとも私を実験台にしてみたいらしい。そう言って10人もの学生、彼らは学生だったのか?、を永遠に消し去ったのだろう。
望むところだ。私は確実に微分されるという自信がある。馬鹿にするなよこのハゲ教授が、そんなんだから嫁にも逃げられるんだろう?はっ、くだらない。さっさと始めてくれ。ああ、それだ、その表情と一致することを知らないと思われる声色。アンタは今までこうやって生きてきたのか?返事は要らないよ、興味も無いから。
「さあ始めようか」「オーケー」
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女神を見付けた

終わりの無いかくれんぼをはじめたのはいつのことだったか覚えているでしょうか。鬼はあなた。そしてあなたは私。繭になった私を見付けてくれるのはあなたしかいないのでしょう?宝石が散りばめられたクチビル。赤いルビー、青いサファイア。ちらりと覗く歯はダイヤモンド、いや水晶か。そんなことどちらでも良い。
世界でたったひとつのレプリカをめぐって旅に出る。切り貼りを繰り返してきた時間を取り戻すためには相当な額が必要だと言われ、レプリカのクチビルを差し出す。にやりと口を歪めて受け取ったシルクハットを被った白髪の少年が、手にしていた時計を空に沈めると、自分の境界線が不明瞭になる。ああこれが私の繭だったんだと気付くのにおよそコンマ2秒。それからは目を瞑りひたすら空気に溶け込もうとする。目が覚めたら変わりない現実が待っているという事実に私は耐えられない。
頭の中であなたにテレパシー。開けないで、壊さないで、私の繭を、固め、て。
そして返ってくる答え、「了解した」。これで安心して眠れる。こうもすとんと眠りに落ちるのはいつぶりであったか。それを考えているうちにまぶたが重くなる。
おやすみ、あなた。おやすみ、私の女神。
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